こん○○は!
今回は一部の走り好きの間で注目されていた「FIVEX GERUN051R」を街乗り(兼たまにサーキット)用タイヤとして購入したので、インプレッションをしたいと思います。
「FIVEX GERUN051R」は今年1月の東京オートサロンで出品されていたタイヤでして。
FIVEXさんのHPには「パターンとコンパウンドは従来のままで、サイドウォールの素材と設計を見直した」とあります。
以前履いていたZestinoタイヤが好印象だったので「自分で履いて試してみたいな」と期待は膨らんでおりました。
Zestinoユーザーが一番懸念していた表面がドロドロになってしまう件についても...
この記事にて丁寧にご回答頂けたことも好印象でした。
私が言うのは大変おこがましいのですが、このような姿勢は本当にユーザーに安心感を与えてくれると思います。
って事で、買っちゃいました( ̄▽ ̄)v
御覧の通り、トレッドパターンはZestino Gredge07RSと全く一緒。
街乗り・サーキット兼用にする目的なので、ある程度軽快感も期待できる245/40R18をゲット(^^)v
価格は某○野タイヤさんで一本あたり諭吉さん二人より少し下くらい。
ダンロップDIREZZA ZIIIなどの国産と比べると安いのですが、果たしてその実力は如何に!!
と言うことで、今日の目次です。
[目次]
街乗りインプレッション
新品を履いての第一印象としては「硬い」でした。
購入直後の空気圧は230kpaだったので200kpaに落とすことで大分マシにはなりましたが、それでもこれまで街乗り用として愛用していた
GOODYEAR RS SPORT S-SPEC(GY)と比べると少し硬い印象。
直進安定性はまずまず。溝が無くなり車検も通らなくなったであろうGYとは比較にならず、高速道路でも安心感があります。
ワインディングなどカーブが続く道でのタイヤの応答性は流石ハイグリップタイヤ!流すレベルであれば楽しく走れます。
これは...サーキットで使ってみるのが楽しみです!
街乗りタイヤで大切な要素であるロードノイズですが、はっきり言ってうるさ目。
ブリヂストンRE-71Rよりうるさい印象でしたが…本来ハイグリップタイヤに乗り心地や快適性を求めるものではありません💧
自分がタイヤのベンチマークとしているGYや、お気に入りのヨコハマA052の様に、ハイグリップタイヤなのに乗り心地も抜群...と言うタイヤの方が稀なのですから。
サーキットインプレッション
FIVEXをインプレする舞台に選んだのは日光サーキット。今回で走るのが10回目というまだまだ経験の浅いサーキットではありますが、本当に大好きなコースであります。
今回、幸運にも同じ日に
- ブリヂストン RE-05D 255/40R18
- FIVEX GERUN051R 245/40R18
- ナンカン NS-2R 225/40R18
と大分特性の異なる3種類のタイヤで走ることができたので、その違いを踏まえながらFIVEXの実力を確認してみます。
まずRE-05Dで基準タイム出し
この日はかなり暖かく、更にドリフトクラスの走行会と一緒だったり、砂利で路面が汚れていたりとタイム出すにはちと厳しい環境でした。。。と最初に言い訳しときます💧
とはいえ...正直40秒5くらいは出したかった😭
撮影:T2King★さん
1ヒート目:40秒754(LAP4)
[S1:9.513 S2:17.912 S3:13.329]
BS RE-05D 255/40R18
気温11度くらい、ドライ
右:冷間150kpa/左:冷間140kpa、減衰5段戻し
アタック1周目のタイムがこの日のベスト。自己ベストからコンマ1落ちでした。
このタイムがいいかどうかはさておき...この日の5番手くらいのタイム。
05Dに不慣れなことと、コンディションが良くなかった中ではまずまずだと思う事にします😅💦
これを基準にGERUN051Rをインプレッションしてみたいと思います。
いよいよGERUN051Rの実力を試す
温間220-230kpaくらいを目標にして冷間の空気圧を設定、RE-05D時より減衰緩めて、していざFIVEXでのサーキット初走りです🚗💨
撮影:T2King★さん
2ヒート目:41秒938(LAP17)
[S1:9.824 S2:18.558 S3:13.556]
FIVEX GERUN051R 245/40R18
気温17度くらい、ドライ
右:冷間185kpa/左:冷間175kpa、減衰6段戻し
国産ハイグリップと比較するのと少し熱の入りが遅いように感じましたが、一度熱が入った後は非常に安定したグリップを発揮。
BSタイヤの様なステアリングを切った時のソリッドな応答性はありませんが、止める・曲げるのフィーリングも素直なので、とても楽しくスポーツドライビングを楽しめました。
タイヤに不慣れなこと、クリアが取りにくかったこともあり、ベストラップがそのヒートの最終周(17周目)💦
本当にダメダメな走りでしたが、逆にヒート最後までタレも少ないのは素晴らしいとも言えます。
走ったみた感じですが、空気圧は温間225-230kpa狙いくらいがよい印象でしたがどうなんでしょう🤔
今度走る時は温間200kpaでも試してみようと思います。
LAP+View.netで走行データを見てみると…タラレバだと41秒6。
クリア取りにくかったこともありますが…今一つ走りがまとめきれずでした💧
RE-05Dの様な超ハイグリップタイヤと一番違うのは高速コーナーです。
グリップ力もタイヤ幅も劣るので止む無しですが、明らかにRE-05Dより曲がりませんしS2だけでタイム差が0.6秒もあり差はかなり大きいです。
その他小さいコーナーは、十分扱いやすく縦グリップもしっかりあって速いタイヤだと思いました。
尚、1ヒート17周走行後の左フロントの表面の様子。
日光では一番負担のかかる部分ですが、まずまずキレイな減り方ではないでしょうか。
TREADWARE140とのことですが、それなりにサル走りをしても、ものすごく減るという感じでも無くて一安心。
尚、最終の5ヒート目(気温22度くらい)でも42秒0(タラレバ41秒8)が出ていましたので、タレには相当強そうです。
このタイヤに慣れて真冬の条件が良い時にアタック出来たら…下手っぴな私でも245サイズで40秒台なんとか出せるんじゃないか…そんな感じがします。
こちらは前後の摩耗の様子。
コンパウンド変更後のZestinoの様な表面ドロドロにはならないコトが自分でも確認できました。
ドリフト走行会併催の割にはピックアップもそんなに拾ってない印象でした。
むむむむむ。これって中々優秀なのでは??
初めてNS-2Rを履いて走る
RX-8仲間のikujiさんのご厚意で、225/40R18のNS-2Rで1ヒート走らせていただけることに♪
ここ数年サーキットを走る時は255とか265ばかり履いていたので、225幅のタイヤで走るのはとても久しぶりです。
3ヒート目:43秒494(LAP18)
[S1:9.976 S2:19.370 S3:13.148]
ナンカン NS-2R 225/40R18(TREADWEAR120)
気温17度くらい、ドライ
右:冷間185kpa/左:冷間175kpa、減衰6段戻し
空気圧は温間で200-210kpa狙い。
借り物且つ初めて履くタイヤなので、タイムよりもこのブログに書くためのインプレッションを大事に走ってみました(笑)
と言う中でのファーストインプレッションですが…
『このタイヤ、結構イイじゃん!!』
と言うのが偽らざる本音(^^)
タイヤ幅が狭いので限界は低いものの...返って軽快感もあって楽しい♪
クルマの挙動を楽しみつつ、どうタイムを出すのかアレコレ練習をするという使い方においては素晴らしく良いと思いました。
TREADWEAR120にも関わらず減りも少ないらしいのも二重丸💫
今回のタイム43秒494は同じRX-8仲間内ではまあまあのタイムだったので、初めて履いた割には上出来ってことでお願いします💧
撮影:T2King★さん
245幅のGERUN051Rより1.5秒遅い結果ではありましたが、恐らく265幅なら1秒以上は短縮出来そうな感じでした。
225幅だと…245と比べてさらに高速コーナーが曲がりませんね。普段と同じようにコーナーに進入してしまったらコースアウト間違いなし💦
LAP+View.netで走りをチェックしてみると…タイヤに慣れてないとはいえ、全く走りが揃えられずバラバラ💧
自分のアジャスト能力が低くて悲しい( ;∀;)
久しぶりに225タイヤで遊ばせていただいて感じたこと。
サーキット遊びでは絶対的なタイムを更新していくことが本当に楽しいし、自己ベストを更新することをモチベーションとして走るわけですが…
タイヤに大したグリップが期待できない枠の中でも、コツコツと走りを突き詰めてタイムを削っていくという楽しみも中々面白いと思いました。
まとめ
という事で、人柱覚悟(失礼🙇💦)でFIVEX GERUN051Rを購入して、街乗りからサーキットまでインプレッションしてみました。
自分は245サイズを購入しましたが、タイムアタッカー御用達の265/35R18サイズであれば、かなりの好タイムも期待できそうです。
自分が履いたことのあるタイヤで、グリップレベルを比較するとこんな印象。
RE-71R >GERUN051R ≧RS SPORT S-SPEC ≧ DIREZZA ZII★
※全て245/40R18の場合
これまで愛用していたGYよりはちょっと上な感じがしました。
同サイズならDIREZZA ZIIIやRE-71Rより値段が安いことを考えると、そこそこお買い得と言えそうです。
撮影:T2King★さん
ココまでお読みいただいてお判りかもしれませんが…ワタクシGERUN051Rを気に入ってしまいました。
これでライフも長かったら文句なし!
そろそろ結論を。
ある程度タイムも出したいし、普段履きで使用してそのままサーキットで走ってそのまま帰るという使い方をしたい人にはマッチするタイヤではないでしょうか?
FIVEX GERUN051Rが気になっていた方、(A052とかと比べちゃダメですけど)まずまずおススメできると思います♪
今後、日光よりは経験値が高いであろう筑波サーキットコース1000(TC1000)で走らせてみて、タイム測定は勿論、更なる摩耗、何回か使ってみてのタイム落ちなども確認してみたいと思います。
いやー、久しぶりにサーキットを走る楽しみが増えました☆彡
おまけ
今回初めて履いて好印象だったNS-2R。
某平◯タイヤ価格だと265/35R18で税抜1.1万円ほど。
絶対的なグリップ力はタイヤ幅が同じだとしてもGERUN051Rの方が上だと思いますが、265サイズの場合NS-2Rと比較してほぼ倍の価格差をどう考えるかですね🤔
NS-2Rの凄まじいコスパに驚愕です💧
ではでは今日はこの辺で(^^)/