ガンダムおたくのカーライフ🚗略してガンカラ!

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一般道で実感するアドレナリンの凄さ!〜ブリヂストンPOTENZA Adrenalin RE004 インプレッション〜

こん〇〇は^^
ここ数年、エイトにはA052を始めかなりのハイグリップタイヤばかり履かせており、街乗り用タイヤでサーキットに行き、その場でタイヤを履き替える…そんなサーキットライフを送ってきました。

『ブリヂストン POTENZA アドレナリン RE004』(以下アドレナリン)は街乗り~ワインディング走行くらいまでがメインのターゲットで、サーキットでのガチアタックはメインではありませんよ~という類のタイヤです。

ですが、普段使いしてサーキットに・行って・走って・そのまま帰ってくる、を体現できる素晴らしいタイヤなのであります。
今回は、一般道で街乗り約半年5,000Km、サーキットも何度か走ってみたので、実際の使用感をご紹介したいと思います。

サーキットアタッカーの皆さんには…
興味関心を持っていただけない方も多いと思いますが(笑)
とてもいいタイヤですので、是非読んでいただけると幸いです。


[目次]

 

価格について

いきなりですが、気になる価格について共有しちゃいます。
私はアドレナリン(サイズは235/40R18)を2022年2月に購入したのですが、その時は4本で113,000円。
安いか高いかは人それぞれですが…価格感はこんな感じ。

  • ダンロップDIREZZA Z3の同サイズだと同じショップ(平〇タイヤ)で約12万円
  • (持ちがよくて有名な)ナンカンNS-2Rの同サイズだと4本で約4.7万円

サーキットでのタイムでは、Z3には遠く及ばず、NS-2Rにも多分勝てないと思うのでウリは下記の様なバランスだと思います。
※NS-2Rは225サイズを日光で1ヒート乗ったのみの感想

  • 一般道でのフィーリング(乗り心地、ロードノイズなど)
  • 一般道でのウェット性能(排水性、ウェット性能)
  • サーキットでの(そこそこ)性能(ドライ性能、ウェット性能)
  • 耐久性能

今回この辺にフォーカスしてまとめてみようと思います。


一般道でのフィーリング

乗り心地やロードノイズについて

これまで街乗りタイヤとして使ってきた5FIVEX Gerun051Rとの比較になりますが…

www.slender-g.com

普通のハイグリップタイヤよりはサイドウォールが柔らかいのか、乗ったフィーリングとしてはかなりソフトな印象です。
※双方とも空気圧は220Kpa程度の場合

エイトの車高調のバネレートは前14kg/mm、後12kg/mm。
これは真冬のタイムアタックでヨコハマA052相当のタイヤを履くことをターゲットにしており、アドレナリンにはちょっとハイレート過ぎるバネ設定。
固い足回りにアドレナリンを履くと、タイヤの柔らかさや深溝ならではのヨレの感覚をより大きく感じてしまうようです。

そこで、空気圧を少し高めの250Kpa程度に設定してみたところ、車高調とタイヤのバランスが改善し、交差点やカーブでのレスポンスが向上。
高速道路巡行時の直進安定性が増したりと走らせやすく、かえって乗り心地も向上した感じがします。
アドレナリンの乗り心地は、私的にハイグリップタイヤで乗り心地ナンバーワンだと思っている横浜 ADVAN A052に匹敵すると思っており満足です♪

使用しているタイヤサイズは235/40R18と少し太めではありますが、わだちのある路面でもそれほどハンドルがとられることなく快適に運転できます。

ステア操作に対するレスポンスはアドレナリンだけを履いていたらほとんど不満はないですが、ハイリップタイヤを履き比べすると結構はっきりとアドレナリンの反応のゆっくりさ(というかダルさ)を感じます。
自分は少しだるいくらいのほうが普段乗りに適していると思うので、この点は納得して乗っています。

ロードノイズについてですが、このトレッドパターンから想像するのは違い、まぁまぁにぎやかです💧

下道では十分静かですが、高速道路を100Km/h巡行している感じでは通常のハイグリップタイヤと大差ない感じです。すこし残念ポイントですね😅

 

一般道でのウェット性能について

素晴らしいと思います。
熱を入れるという特殊な走り方をしない一般道では、時にハイグリップタイヤでもウェットグリップが今ひとつなことがあります。
アドレナリンは濡れた路面でもステア操作、ブレーキ操作に対してしっかりとした反応が感じられるので、雨の日の運転に安心感を感じられます。

水しぶきが上がるような路面状況であって、下道はもちろん、雨の高速道路でも100Km/h巡行くらいなら怖さはありません。
前が見えないような激しい雨の時には走ったことないのですが、溝も深いので排水性も期待できると思います。

 

耐久性能

アドレナリンは新品時約7.9mmも溝があります!
これが現在どのくらい減ったかと言いますと...
左前:6.1mm/右前:6.4mm
左後:5.9mm/右後:6.4mm
一般道5,000Km以上、サーキット11ヒート+ジムカーナ6本走ってこの残り溝...
まさに…ジオン脅威のメカニズム(意訳:言いたいだけw)です😆


掲載:http://uc0079gandom.seesaa.net/article/484036965.html
摩耗しないのはお財布に優しく大変うれしいのですが…
高速道路を80~100Km/hで数百Km走った感じでは、燃費改善効果ゼロでした💧


サーキット走行における性能

何度かアドレナリンを履いてサーキットを走ってきましたが、自分が感じたことは以下の通りです。

RX-8の様な重量級のクルマの場合、空気圧は高めがよい

絶対グリップは空気圧低めがよいかもだが、ヨレを避けた方が操作しやすく結果的にタイムにつながりやすく感じます
自分が走ってみた感じだと、温間240Kpaよりは温間280~300Kpa辺りの方がマッチしそうです。
ただ、走行回数が少ないことやこのタイヤでの走らせ方が最近やっと分かってきた感じなので、この辺は今後も継続してデータ取りをしていきたいと思います。

・意外と一発タイヤな気がする
何度か走ってみた感じでは、ヒート前半にベストタイムが出る傾向がつよいと思われます。
※RE-12Dの様なタイム落ちをソフトにしたイメージ…かしら💧

冷間250~260Kpaに設定、コースイン後2~3周目でベストタイムが出るので、RX-8における適正空気圧は温間280~300Kpaくらいだと思われます。
その後緩やかに出せるタイムが落ちてきて、その後コンマ5落ちくらいでラップタイムが安定する感じです。
これまで気温や路面が高い時期しか走っていないので、冬場どうなるのかは改めて試してみたいと思います。

 

横(旋回性)が頼りない…

ハイグリップタイヤで完全同一サイズの履き比べはしたことないのですが、近いサイズの245/40R18の各ハイグリップタイヤとの簡単な比較コメントです

  • GY EAGLE RS-SPORT S-SPEC(長いw)

青がGY赤がアドレナリン

縦グリップはヘアピンであれば肉薄するレベルだと思いますが、タイヤの応答性と旋回性能が違いすぎ…
走行フィーリングも剛性感がまるで違い、コーナリング時の安心感が段違い
このタイヤでは1分6秒4(1月)だったが、9月のTC2000で走ったとしても1~1.5秒以上違うと思われる

  • 5FIVEX Gerun051R

走行フィーリングはGYと異なるが、TC1000でのタイムはGYとほぼ同じ
故にTC2000でも1秒以上差がつくと思われる
ハイグリップタイヤとしてはケース剛性がマイルドだなと感じるGerun051Rでさえ、アドレナリンと比べるとかなりしっかり感は強い

  • BS POTENZA RE-71R

サーキット遊びを始めて1年ちょっと経った2015年
245サイズの71RでMFCT筑波に出場した際のタイムは1分7秒2(気温27度)

青が71R赤がアドレナリン

剛性感は上記のタイヤを上回り、操作しても一番ソリッド感がある(当たり前w)
235サイズの71Rを履いて、今の自分のUDEで9月のTC2000を走ったら1.5秒~最大2秒近い差がつきそう…😅

サイドウォールの構成など基本的な部分でソフトなタイヤ。
溝が減ってきたらフィーリングは変わると思いますが、わりと強力なストッピングパワーと比較し旋回性能は貧弱、というのが自分なりの結論になるかと思います。


ウェット性能

先日、TC2000のウェット路面を走れたのでその時の印象です。
※空気圧は温間で330Kpa位に設定していました。
ウェット路面においても、縦グリップ…特にストッピングパワーはハイグリップのそれには劣るものの、それなりにあるように感じました。
真っすぐのブレーキングは速度のコントロールさえ間違わなければそれほど怖さは感じません。
しかし、曲がる際のグリップ感が非常に頼りなく、どのくらいの速度域、どのくらいのGなら許容してくれるのか今一つ掴めなくて怖く感じました。

同じくらいのウェット路面をA052(265/35R18)で走った時とでロガーデータ比較をしてみました。

路面状況も同一ではないので参考程度ですが、A052(青)は1分10秒台アドレナリン(赤)は1分20秒台
グリップ力の次元が違いすぎて同一コンデションだとしても軽く6~7秒は違ってしまうと思います。
正直、アドレナリンのウエットでのコーナリング性能はかなり頼りない感じです💧

 

まとめ

MFCTノーマルクラスにエントリーしなかったらエイトには絶対履かなかったであろうタイヤですが、履いてみて目からウロコでした。

ということで、そろそろ結論を。
値段はちょっとお高めですが、耐久性能抜群でロングライフ。
乗り心地もよくて、全開走行も…まぁまぁイケるアドレナリン!

下道からワインディング~高速道路などの一般道、サーキットにジムカーナ場でのスポーツ走行まであらゆるシーンを(ギリ)及第点でこなす…ある意味なんでもこなせるけどどれも中庸なエイトのような驚異の汎用性!!←褒めてます😅
楽しいカーライフの一助になってくれる素晴らしいタイヤでした♪

これからも相棒として今後も色々なシーンで使うと思いますので、新たな気づきがあったらまた記事にしたいと思います。

それでは、今日はこの辺で。(^^)/