ガンダムおたくのカーライフ🚗略してガンカラ!

クルマやガンダム、自分の体験したコト、日々興味のあるコトについて語らせていただきます


きこえるか!聞こえるだろう!? ~復活のRX-8!~

こん○○は(^^)/
1月にエイトがエンジンブローして早2か月…

『聞こえるか~聞こえるだろう~
 遥かな…とどろき~~~♪』
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復活のイデオンならぬ『復活のRX-8』しました!!(≧▽≦)/

2度目のエンジンブロー。実はつい最近ミッション交換もしたばかり。
2009年に購入したので13年車、そろそろ15万Kmに到達するクルマに
『こんなにお金をかけていいのか?💧』
という気持ちも一瞬頭をよぎりましたが、まだこのクルマでモータースポーツしたいという思いが勝っていました。

久々のエンジンの火入れとクラッチをゆっくりつないでクルマを動かした時は、思わずニヤけてしまいました😅

ということで、今回のブログはこんな内容でお届けします。

 

[目次]


今回のエンジンブローの原因

今回のブローの原因はコチラでした。

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いわゆるローター内のインターナルギアと、外歯のステーショナリーギアが欠けています。
推定ですが、インターナルギアの破損→ステーショナリギアのギア噛みからのエンジンブローだと思われます。

当初はガソリン品質の問題で異常燃焼(ノッキング)のため、アペックスシールが欠けたのではないか?という想定をしていましたが、チェックしてみてビックリの壊れ方でした。

ロータリー研究家のリアルテック浜口さんでさえ
『RX-8でこんな風に壊れたの見たことない…💧(※)』
とビックリしていたので、前回のエンジンブローに引き続き、非常に珍しい壊れ方を引いてしまった様です😢

※)浜口さんコメント

ギア破損トラブルは、70年代までレースではよくあったようですが、80年代にはローターにギアを留めてるスプリングピンの数を増やしたり、ギア自体の強度を上げてるので、このトラブルはほぼなくなったようです。
高回転・高負荷の稼働時間が長かったので、疲労破損が原因ではないかと。
先人たちは過去に悩まされたトラブルですが、90年代以降のREでしかサーキットを走らせたことのない浜口さんは初対面だった…のことでした。

うちのエイトさん
前回のエンジン交換後はほとんどサーキットとの往復と全開走行で8万Km使用。
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かなりシバき倒す使い方をしているものの、この様な壊れ方は不運としか言いようがないとのことでした。
逆に、防げない壊れ方であれば仕方ないか…とあきらめもつきました。

 

 

その他エンジンパーツの状況

エキセントリックシャフト、無事だったローターなどの構成部品を見せていただきましたが、非常にキレイな状態だったとのこと。
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エキセントリックシャフトは本当にキレイ。
拙宅の置物用として持ち帰りたいくらいです(笑)

こちらは無事だったほうのローター。
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外周こそ少しカーボンがついていますが、アペックスシールなど柔軟な稼働が必要な部分にはカーボンが全くついておらず動きも非常になめらか。

この小さなパーツも重要なパーツなのですが、黒の塗装がまったく剥げてない。
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これはオイルが高負荷環境でも油膜切れを起こさずしっかり循環できている証拠だそうです。

壊れてしまったエンジンでは、常にRT-21かRT-01というリアルテックさんのエンジンオイルを入れていましたが、エンジンの中身を見て改めてオイルがしっかり仕事をしていることが理解できました。
ただ…もう壊れてエンジンを開けることはないといいなぁと思います(切実)

 


この機にリフレッシュした部分

流石にエンジン交換というある意味クルマ的な節目の作業をお願いしたので、他の部分についても予防保守や乗り味向上のためにリフレッシュをお願いしました。

リアサスアーム

15万Km乗っていて無交換でしたが、後10万Km戦うために全交換。
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こんな風に傷一つないアーム…見ていて気持ちがいいですが、すぐ汚れと飛び石で汚くなっちゃいますね。

 

フロントアッパーアーム

フロントは2~3年前にロアアームを交換済みでしたので、アッパーアームのみ交換。
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アッパーアームは綺麗に塗装されているわけではないので新品の輝きはありませんが新品です。

 

デフマウント

2018年ごろからサーキット走行時にトラクションをかけると、デフが動きて「カツン☆彡」という音がし始めており、最近では街乗りでも音がする状況でした。
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今回はこちらも交換しました。

 

ブレーキローター

実はこのローター交換でリアルテックさんへの作業予約を入れていたのですが、これが一番軽作業になっちゃいました💧
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これでこれからのシーズン、安心してブレーキをブラジルまで踏み抜けます!?

 

その他

エアクリーナー及びECUをノーマル戻ししています。
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出足が少し鈍くなった感はありますが、元々エイトは低速トルクがそこまで細くないので乗りにくくはなっていません。
ただ、全開走行時の空気吸入量の低下や最高速そのものの低下はあるのかも。
この辺はサーキットで走ってみて検証したいと思います。

 

リフレッシュ後の感想

サスアームの交換は乗り味が良くなるとかシャキっとするとかを期待していたのですが…
私が鈍いせいか、意外と元のアーム類が痛んでなかったのか、ほとんど違いがわからず。
今回の作業を機に競技のために車高を上げたのですが
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それに伴う走行フィーリングの変化の方が大きいと感じました。

取り外したアーム類を見てもらった感じ、コムブッシュがねじ切れたりはしていなかったため、元々そこまで乗り味に悪影響を及ぼすほど痛んでなかったのだと思われます。
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とはいえ、うちのエイトは使い方がサーキット走行メインですし、リアアームは壊れることもあるので予防保守的な交換でよかったと考えています。

因みにデフマント交換の効果は大きく、街乗りでもデフが動かないのでスッと前に出てくれる感が向上しました。
サーキットでのタイムに影響があるほどの改善ではないと思いますが、普段乗りでの感触が良くなってくれたので良かったです。
10万Kmオーバーでデフを一度もおろしていない車両では効果があるかもです。

 


まとめ

うちのエイトさん…13年15万Kmのご老体ではありますが、
・エンジン交換した
・サスアーム類も新しくした
・昨年ミッション交換した
・昨年ショックアブソーバーもOHしたものを装着した
とかなりリフレッシュされたうちのエイトさん。
この先10年戦えるだけのメンテナンスをしていただけたと思います。
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※リアルテックさん、本当にありがとうございました!

今慣らし運転の旅を実施中ですが、4月のGWにはシェイクダウンでTC1000を走らせる予定です。

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※慣らしの旅と言いつつ…単なる旨いもの食すツアーになってる気も…💧

新生エイトがどのくらいの戦闘力なのか…サーキットで試すのが今から楽しみです。

ではでは、今日はこの辺で。(^^)/