こん○○は!
今回は本格シミュレーターでドライビング特訓をしてきましたので、その様子をお届けします。
お邪魔したのは、練馬区成増にお店を構えるBar11さん。
本当はその名の通りバーなのですが、コロナ禍の中夜の営業が制限される中で昼間はレーシングシミュレーターを始められたとのこと。
という事で早速お邪魔することにしました。
教えてくださるのはELEVレーシングドリーム代表の前田さん。
めっちゃスマートなイケメンさんですが、現役でスーパーFJシリーズに参戦されている現役バリバリのレーサー!
今回はプライベートレッスン2時間コースをお願いしました。
結論から言うと…私のレベルに合わせた非常に丁寧なレクチャーをしてくださいました。
下手くそな点もとてもやさしく『へたくそー』と言って下さいます(笑)
では、レッスン体験記どうぞ。
[目次]
シミュレーター…とても難しいぞ
こうしたシミュレーターでの練習はいつも履いているドライビングシューズやレーシンググローブを装着して乗るものみたい...です😅
という事で、使い慣れたシューズとグローブを装着して…いざシミュレーター体験!
大分前にTVCさんでシミュレーター体験はしたことがありましたが…
今回のシミュレーターは前に乗ったのと全然違いました(…語彙力💦)
こういうフォーミュラーカーっぽいステアリングを初めて握ったので、どう握れば走りやすいかとか初歩的なところから確認しながら走ってみます。
今回はクルマはRX-8(@えづにゃんセッティング)、コースは筑波サーキットコース1000(TC1000)で特訓することにしました。
取り敢えず走り出してみるも…リアルに走っている自分の感覚とシミュレーターとのマッチングが頭の中で上手くできません。
モニターも正面・左・右と3画面あるのに、ほぼ正面のモニターしか見られず横のモニターを使ったクリッピングポイントへのアプローチや視線を遠くにすることがとても難しい💧
取り敢えず我流で15分ほど走らせてもらったところ、少し慣れてきたのかヒート最後でTC1000を40秒5で走れましたが…
Gの情報がないと…どれぐらいグリップしてどれくらい曲がったり加速したりできるのか把握するのがこれほど難しいとは。
これって…
シミュレーターでは視覚情報とハンドルからの振動・反力、エンジンの回転数でGを想像しながら操作するする必要がある
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実車でGが掛かった状態ならよりクルマの挙動が分かりやすい
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故に…一部の五感情報を遮ることで自分の他のセンサーの感度を高めて運転スキルを上げることができる
視覚を不自由にする事でアバン流奥義”空烈斬”を取得した『ダイの大冒険』の様です!
私もそのうち『全てを斬る』ことが出来るようになるかしら😅
※ネタが分からない方…ごめんなさい🙇
私の走りの改善点は?
前田さんからの指摘は大きく3つ。
- じわっと操作「ステアリングとペダル類の同時入力NG」
- アクセルスロットルONの位置を定める「全開にするのが早すぎる」
- ステアリング・ブレーキ・アクセルの「修正操作NG」
実際撮ってもらった動画を見ても、修正舵やカウンターステアが非常に多かったのと、ペダル操作に過渡領域が少なくON/OFFのスイッチ的な操作になってしまっていました。
確かにGが体感できないところで上記のポイントが上達すれば…実車での操作にも相当フィードバックできそうです。
弱点の特訓開始です
とりあえず、3速ホールドにしてご指摘いただいたポイントを反復練習することになりました。
- ブレーキを戻しながらハンドルを切る
- アクセルを入れながらハンドルを戻す
- 左右のモニターを使いながら視線を遠くに向ける
この3点だけを意識して15分走りこみます。
するとシミュレーターに少しなれたこともあるのでしょうが…
明らかに修正操作が減り、狙ったラインに乗せられることも増えてきて、アクセルONの位置も徐々に安定。何となく、Gやロール・ピッチングの動きのないシミュレーターでもクルマの動きがわかるようになってきた気が…
3速ホールドで走った結果、ベストラップは42秒フラットくらいでしたが、もっとラインをしっかりトレースできれば41秒台は全然出る感じ。
- 綺麗に乗れると操作もしやすい
- ついでにタイムも出ちゃう
こんなことを安全に体感できるシミュレーター…すげーっ!
3速ホールドでの操作練習は、夏シーズンに是非実車でもやってみようと思いました。
シミュレーター練習での気づき
以前シミュレーターを使ったドライビングレッスン体験で
『FRならコーナーでアクセルもブレーキも踏んでいない状態を活用しよう』
とアドバイスいただいたことがあるのですが、その時はいまひとつピンとこず…
このシミュレーターはそのときのクルマが回りこんでくる動きがかなりリアルに体験でき、実車でもちゃんと活用してみようというのが感じ取れたのも思わぬ収穫でした。
次に2速を解放して走ってみます。すると…
『全然思ったように走れないーーー( ;∀;)』
ラインは小さくなるわ、軸トルクが増えた分トラクションをロスする余計なスリップが増えたり、カウンターステアの回数が増えたり…
実車では意識もせずにやっている3速→2速のシフトチェンジからのアクセルONですが、シミュレーターを使うと
『こんなにも走りの操作を乱される原因になるのか!』
と目からうろこでした。
ここまでで相当頭を使いながら走っているので、集中力が落ちミスを連発するようになります。
これが安全に体験できるところもシミュレーターの良いところだと思います。
そこそこ走りなれててコースも短いTC1000でも走らせ方を意識しながらの練習でこれだけミス連発するんだから…大きいコースは無理だなと心から思いました。
事実、最後にMFCT/エイトリアンカップのSUGOラウンドに向けちょっとだけスポーツランドSUGOを走ってみましたが…予想通りまともに一周走れずメタメタ(;´Д`)
大きいコースは…更なるスキルアップともう少しシミュレーター慣れしてから練習しようと思いました💦
最後の練習で教わったことを意識しながらTC1000を自由に走らせてもらったところ、ベストラップは40秒7。
我流ベストより若干タイムは落ちてますが、講義前の走りより明らかに操作がスムーズになってるし、シミュレーターにもアジャストし始めて自分的には大満足。
今後よりスムーズな走りをするには今何が必要か…ほんのり分かり始めたような気がしました。
あくまで…気がしただけですが( ̄▽ ̄;)>
素朴な疑問…グランツーリスモとどう違うのか?
少なくとも、GT6+ハンコンのレベルとはかなり違うと思いました。
感覚的な話なので理論的にお伝えするのは難しいですが…
一番違うのは操作に対するクルマの応答がより実車近いフィーリングに感じること…かと。
自由に走らせるにはシミュレーター自体への慣れも相当必要ですが、グランツーリスモよりは自分の持っている実車感覚とリンクさせやすい、シミュレーターならではの違和感を消しやすい…そんな印象を持ちました。
今回乗せていただいたシミュレーターはソフトがアセットコルサベース。
筐体(シート・ステアリング・ペダル類)のしつらえ良さもあるのでしょうが、シミュレーターの中にいる自分とクルマが段々とリンクしてくような不思議な感覚が味わえました。
最後に…シミュレーター体験を動画にしました
今回のレッスンはものすごーーく勉強になりました。
備忘録も兼ねてその様子を動画にしてみました。
【RX-8】ドライビングシミュレーターでサーキット走行特訓!? ~ELEVレーシングドリームレッスン体験~【TC1000】
どんなレッスンをして、どう改善したのかを一緒に体験していただけると思います。
シミュレーターを使ったレッスンにご興味ある方は是非ご覧くださいませ!
グランツーリスモもたまにしますので基本的な操作やコース取りの反復練習にシミュレーターが役に立つのは頭では分かってましたが、今回のレッスンでは想像していた以上にシミュレーターから感じ取れたモノがありまして…
それを早く実車で試したり、またシミュレーターを使ったレッスンを受けて復習練習してみたい気持ちでいっぱいです。
最後になりましたが、講師の前田さんありがとうございました!
またお邪魔したいと思いますので、次回もよろしくお願い致します。
ではでは、今日はこの辺で (^^)/