こん〇〇は!
今回は「太田哲也ドライビングスクール」という勉強会に参加したときに教えていただいたことについてお話ししたいと思います。
私が参加したときの講師は校長が太田哲也さん、教頭は砂子智彦さん。
※画像はイメージです
今回【サーキット走行の勧め】ネタでお話ししますが、安全運転に関する啓蒙の意味合いが強く、座学は素晴らしい内容だと思いましたので、かいつまんでお伝えできればと思います。
[目次]
イベントの趣旨について
『レッスンの受講者から交通事故による死傷者を出さない事が目標である』
日本は交通事故による死亡者は少ないが、事故件数は実は先進国ワーストであること、その中でも愛知県が全国ワーストである
なんと16年ワースト1とのこと…
ちなみに…わが千葉県もワースト5から出たことない(;^_^A
欧州や他の国では、一般道の制限速度は日本より高いところが多数ある
また、日本では警察の取り締まりも他国より厳しく、制限速度が事故の根本原因ではない。
同様にクルマの問題でもないだろう。人為事故が90%であり、道路やクルマが原因ではない。
クルマを操作する基本スキルが劣っていることが事後が多い最大の原因である。このレッスンの受講者はドライビングスキルを向上することで事故を減らすという考え方のオピニオンリーダになってほしい。
『ドライバーは自分の運転スキルの未熟さを認識し、ちゃんと練習してうまくなろう』
そのためにはまずはサーキットの様な(比較的)安全なところで全開で走ってみて、自らのドライビングスキルをしっかり見つめる必要がある…という事だと受け止めました。
サーキットでのルール
踏めるところは全開でいくのがサーキット走行の基本である。
スピード制限は無いので、どこまでいけるか?コントロールできるかは自分で判断する。各コーナーでの自分の限界を知る。コントロールする。
マージンを削ってブレーキで詰めようとしないこと。怖さを我慢して早くなるのは早晩伸びが頭打ちになる。テクニックで速くなること。
絶対にクラッシュしない、その努力を怠らないこと。
常に自分の限界の8割位で走るようにして、必ずコースの中に留まる様に走ること。
自分なりの全開を知ること、怖さを知ること、クルマも気持ちもコントロールすることの大切さを教えていただけました。
サーキットにおいては習うより慣れろ…ではない
ドライビングで大事なのは90%は脳みそ(思考)である。
クルマを動かすという事は、アクセル操作・ブレーキ操作・ハンドル操作・シフト操作、これをどう組み合わせるかだけである。
サーキットではどう走るのか?
→エンジンとタイヤの力。それをどう使うのか?を論理的に考えないといけない。
実際サーキット走るのには慣れもすごく大事ですが、
- 操作とクルマの挙動をコントロール配下に置いたうえで、タイヤの状態にまで意識を向ける
- クルマを動かすことを論理的に考えるための情報を使うんだ上で操作をする(フィードバック制御の様なイメージ)
これがすごく大事なんだと思います。
そこをそのように走った理由を考えること
理由なき操作はしてはいけない。なんとなく・・・という操作は厳禁。
・なぜ1コーナーはその速度で進入したのか?
・なぜあなた(のクルマ)はその位置にいるのか?
これらを全てのコーナーで説明できないといけない
このイベントは「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」というサーキット行われることが多いです。
私自身は袖ヶ浦を何度も走ってますが、このコース「なぜ、自分はこう走ったのか?」を説明するのが難しく、つい何となくで走ってしまっているコーナーがあります。
1-2コーナーと下り3-4コーナーまでは自分なりの理由をもって走れていることもありますが、インフィールド5-6-7の複合コーナーと8コーナー(通称便所コーナー😅)は、未だどう走るのが適切か理解できてないです。
走行記憶を意識せよ
やっと出来てました「走行記憶」です!
まとめるとこんな感じです。
サーキットを走ってて「怖い」と感じるときはどういう時か?
それは『不確か』な時でである。人間、確かな事には恐怖は感じないものである。
不確かなことを「確かなもの」へと変えていけば「恐怖」は自然となくなっていく。突っ込みについてもフィードバックしながら徐々に覚えていくこと。
→1週目は50m手前でフルブレーキしたけど余裕があった
→次は後10m奥でも大丈夫かな?
→おっと、ちょっとアンダー出しちゃった。こんなに突っ込んじゃダメなのね私たちはプロじゃないんだから、マージンを削って怖い思いをして速くなるのではなく
・どうしてそうなったのか?理由を考えること
・走行記憶からちゃんと今の走りへのフィードバックをすること
論理的に速くなっていこう 。
私自身、このイベントはサーキットに足を踏み入れだしたころに参加したのですが、サーキットを走ってはメモして帰宅後データロガーを眺めながら『あーでもない…こーでもない』と反省と分析しながら走る癖がつきました。
『臥薪嘗胆』”がしんしょうたん”
「臥薪嘗胆」と言えば…『臥薪嘗胆の念、必ず晴らす』のアナベル・ガトーだろう
( ー`дー´)bキリッ!
ではなく…”成功を勝ち取るために苦労・耐え忍ぶこと”なのですが…ココでの意味は、コーナー脱出の際のアクセルオンをいかに早くするかを走りの組み立ての基本とせよという事です。
サーキットは、ストレートを如何に速く走るかが大事である。コーナリングを頑張るのではない。
減速よりも加速のほうが多くの時間を要する。頑張って突っ込んでも、加速に時間を要したのでは意味が無い。ボトムスピードは一先ず置いておいて、まずはプロと同じ様な減速曲線を作るように努力していこう
反射行動に頼るようなドライビングは厳禁。常に具体的な操作を予めイメージしておくこと。
以上、大体こんな感じのことを時には真面目に、時にはユーモアを交えご講義いただけました。
座学は初心者向けなので、これをお読みになった皆さんにとっては『あったり前じゃん!』と思われることも多いと思います。
しかし、この時の私にとっては『何となくそう思っていた』事が『どうやって走りを成長させていけばいいのか』について、かなりロジカルに理解できましたし、今回ブログを書くにあたって改めて振り返ってみても、考え方のベースが身についた(気がして)大変有意義な時間でした。
その後、サーキットの楽しさ(と怖さ)にハマってしまい、サーキットを割とコンスタントに走ることになった…というわけです。
今でもこの時教えていた得ていただいた『走行記憶』は時折意識し、『なぜこんな風に走ったのだ?』『今のはなんで速かったのか?』みたいなことを考えながら走るようにしています。
(ちょっと病的ですがw)公道では等加速度直線運動を意識して運転をするようにしています。
結果的に不快なGを発生させないことになるので同乗者の快適性につながるのですが…それ以上に『クルマを思った通りにコントロールする練習』という意識の方が強いかも(;^_^A。
公道での運転がサーキット走行のための練習になるといいな…なんて思っています。
まとめ
このイベントの趣旨である
「受講者から交通事故による死傷者を出さない」
を私自身でも達成するべく、公道での振る舞いには気をつけたいと思って日々運転しています。
そんな中、サーキットを走ることで覚えた公道で役立つコトってこんなことだと思います。
・公道では自分とそれ以外のクルマの相対位置の把握
・1トンの塊の手綱をしっかりコントロールすること(詳しくは以下を)
どんなに気を付けていても運悪く事故に合うことはあるでしょう。
ですが、運転に対する意識をしっかり持ち、日々の自分の運転技術を見つめることで事故に合う確率も減らせると信じて、サーキット走ったりしながら日々運転技術の向上に努めたいと思います。
そして…数年前よりは少しは走れるようになった今、アップデートされているであろう講義を受けなおしたらどう感じるのか?興味あるので、そのうちまた参加してみたいと思います。
それにしても数年前の私は…
来年・・・か再来年になるか分かりませんが、エイトリアンカップに出ても周りの皆様に迷惑かけない位には上手くなりたいです。。。
こんな殊勝なこと言ってたみたいです。(;^_^A
今月久々にサーキットを走りますが、初心に帰って…今後も皆さんに迷惑かけないよう、前見て後ろ見て左右みて、「走行記憶」に意識を向けつつクリーンに走っていきたいと思います。
という事で、今日はこの辺で。(^^)/
『私は【サーキット走行の勧め】を…書ききることができるか💦(永井一郎さん風)』