こん○○は!
先日GRヤリスを試乗してきたのですが、やっぱり最新のFRスポーツにも乗りたい!
ということで、今回はGR86(フルノーマル)を試乗してきました。
NAのFRということで、新型車とはいえうちのRX-8と被りすぎなので、流石に次期愛車候補としては厳しいかな…と思いつつ、興味津々でした。
最初から結論を書いちゃいますが、一言でいうと
サイコーでした!!
本当に素晴らしいクルマで試乗が楽しすぎたので、その様子をお届けできればと思います。
[目次]
どんなクルマ?
先代のZN6型からエンジンが2.4L化されZN8型へ。
2.4L化にパワーアップしたエンジン出力は下記の通り。
・形式:FA24(2.4L NA)
・最高出力:235馬力/7,000rpm
・最大トルク:25.5Kgm/3,700rpm
・車両重量(RZ6MT):1,270Kg
スペックをついRX-8と比べてしまうのですが、私が乗っているRX-8の仕様は以下の通り。
・形式:13B-MSP(1.3L NA)
・最高出力:235馬力/8,200rpm
・最大トルク:22.0Kgm/5,500rpm
・車両重量:1,350Kg
RX-8より80Kgも軽量、はるかに高トルクでFR!
乗れば楽しいことが約束されているパッケージングなのであります。
RX-8がガンダムなら…
GR86はG3ガンダム…あるいはアレックスか!?
↑言いたいだけ😅
そのくらいの違いがあります。
先代の86で感じていた水平対向エンジンの恩恵にあずかった低重心なフィーリングはGR86にもしっかり受け継がれています。
エンジンルームを開けてみると…
2.4L化されていることは感じさせず、86に詳しくない私から見ると、各コンポーネントの配置は先代86と似たような感じに見えました。
タイヤはMICHELIN PILOT SPORT4(215/40R18)
こちらはRZの純正タイヤのようです。
PILOT SPORT4を履いたクルマに初めて乗りましたが、このタイヤ…街乗り~ワインディングで使うにはかなり良いですね!
内装は?
内装は先代86の雰囲気が結構残っている感じでとてもシンプルなデザイン。
高級感があるとは言えませんが、デュアルのエアコン調整も可能でしっかり今時のクルマの装備です!
メーター左側のマルチインフォメーションディスプレイで加速度(G)やエンジン出力状況、油温などが確認できます。
余り詳細な情報は表示されないので、スポーツ走行をする場合は後付けの水温・油圧・油温計は必須かなと思いました。
純正シートですが、GRヤリス同様非常に座り心地が抜群!
硬さもホールド性も純正なら満点に近いのでは?と思うくらい気に入りました。
約半日レンタルして色々と走り回りましたが、殆ど疲れを感じない良いシートでした。
GR86の走りはどうか?
所感
走らせての第一印象は『あ…良いクルマだ!!』でした。
新型車ならではのボディ剛性やサスペンション設計も素晴らしいのだと思いますが、自分のような一般ユーザーの感覚からすると純正足回りのタイヤの相性が抜群だと思いました。
もちろん、足回りはスポーツカーならではの硬さもあるのですが、路面からうける微振動の吸収性もとてもよく、特に高速道路ではとても上質な乗り味でした。
半面、ステアリングの応答がかなり良く(悪く言えばセンシティブ?)で、ほんの少しのステアリング操作でクルマが『スッ』と反応します。
市街地で交差点を軽く曲がっただけでも感じる程で、サスペンションを車高調に変更しているうちのRX-8よりも過敏に反応するほど。
もしかすると…疲れているときの運転はふらついたりしてしまうかもしれません。
ワインディングに持ち込んで走らせてみると、このステアリングレスポンスが楽しい方向に振り切れます!
大分前にS2000を試乗したとき以来の衝撃的なコーナーの楽しさを味わえちゃいました。
ブレーキを使っての旋回ブレーキによる鋭い旋回や、ちょっとアクセルを抜いて荷重を前に持って行ってのコーナーワークなどもクルマの反応がとても素直。
タイヤの18インチ化や装着タイヤ(PILOT SPORT4)の恩恵も大きいと思いますが、ソリッドな乗り味はスポーツカーを操ってる感じを上手に演出してくれています。
普段乗りレベルなら思った通りのクルマの動きを自分で操作している感が十分味わえる味付けになっていました。本当に素晴らしい!
そして何より…すっごく速い!!
2.4L化によるパワーアップは伊達じゃなく、結構な上り坂でも後ろ足をけ飛ばしながら走る馬のごとく元気よく駆け上がっていきます。
自分がこよなく愛するRX-8が世に出て約20年。
ついついGR86と比べてしまうのですが、最新型のNAエンジンのFRスポーツはスゴイ進化をしていました。
チューニングしたGR86は筑波1分切りをあっさり達成してしまうモンスター。
その速さの片りんをノーマルでも持っていると感じます。
気になるシフトフィーリングですが、流石の最新FR車。
ダイレクト感と節度感を兼ね揃えたしっかりしたシフトフィーリングで、予想通りの楽しさでした(≧▽≦)!
ついでに…このインプレッサをほうふつとさせるシフトレバーのデザインもわたし好みです♪
ABCペダルの配置は普通に乗るなら全く問題ないのですが、ペダル配置がちょっと自分のフィーリングと合わなくて、ハーフブレーキでヒール&トゥする際、適切なブリッピングが少し難しい印象を持ちました。
もっとも、普段から運転していればすぐ慣れる類のものだと思います。
エンジン
2.4L235馬力はそれほど特筆するスペックではないかもしれませんが、どこから踏んでもフラットトルクでパワーが立ち上がってくるこのエンジンは本当に素晴らしいです!
7,000rpmまでよどみなく回るし、低回転時のアクセルのツキも本当に良いので、ハンドリングの良さも相まって自分で操ってる感の演出に大きく貢献しています。
運転していると水平対向ならではのほのかな鼓動を感じつつ、エンジンサウンドも中回転~高回転の澄んだメカニカルサウンドがとても心地よく『スポーツカーに乗ってる』感の演出に一役買ってると思います。
エグゾーストはどうかな?とトンネルで窓を開けてじっくり聞いてみたのですが、エンジン音ばかりが聞こえマフラーサウンドはほとんど聞こえませんでした。
購入したらマフラーを変えたくなっちゃう方は多いかも(笑)
まとめ
正直言って…GR86をちょっとなめてましたm(__)m
ZN6はディーラー試乗でも86レーシングでも乗ったことがありまして、その延長線上のクルマだと思ってましたが、全く別物に生まれ変わってました。
前回のブログでGRヤリスに満点付けちゃったのですが、今回のGR86も満点かそれ以上にしちゃいたいくらい(笑)
一般道を走らせるだけならGRヤリスより面白い…と思う方は多いのではないでしょうか。
ハードに攻めていけば各部の耐久性も含めネガティブな面も出てくるでしょうが、普段づかいから楽しめるスポーツカーとしては最高の出来栄えだと思います。
また、GR86のデザインは落ち着きがあって非常に好みでした。
今回お借りしたクルマの鮮やかなブルーも本当に気に入りまして…
『GR86めっちゃいいじゃん!』と試乗しながら欲しい欲しい病になってしまいました。
『GR86…次期愛車候補としてありかしら?』
と拙宅の大蔵大臣に相談してみるも…
『いくらなんでもRX-8とキャラクター似すぎでは💧』
ということで次期愛車候補としては冷静に却下とはなりましたが、本当に素晴らしいクルマでした。
今回GR86を試乗して、最新のFRスポーツを存分に楽しめて本当に良かったです。
機会があったらまた試乗したいくらいです。
ということで、今回のGR86試乗レポートはこの辺で終わりたいと思います。
また面白そうなクルマに乗らせてもらってレポートしたいと思います。
ではでは~(^^)/