こん〇〇は!
今シーズンはアバルト595Cピスタで身近なサーキットを走ってみようと思っており、先日の袖ヶ浦に引き続き今回は日光サーキットでの走行会に参加してきました。
お世話になった走行会は『team六連星』さん。
いつもいつも大変お世話になっている走行会でございます。
この日の日光サーキットは前日の雨と湿気でちょっと濡れてはいたものの当日は快晴!
私にとってはほぼ年一回(未満💦)走行である日光サーキットですが、RE-71RSはどれくらいのタイムをたたき出してくれるのか!?期待に胸が膨らみます♪
[目次]
RE-71RS街乗りインプレッション
A052の様なリムガードもなくほぼサーキット専用タイヤとは違い、一応リムガードもついていて街乗りOKタイヤと謳われるRE-71RS。
サーキットを走る前に、高速・一般道と100Kmほど乗ってみましたので、その感想ですが…
『か…硬い』
がファーストインプレッションです。(比較対象はダンロップDIREZZA Z3)
Z3と比較すると、大分サイドウォールが硬い感じで、良く言えばステアリングフィールがソリッドでしっかり感が有ります。
街乗りするのに大切な指標であるロードノイズですが、トレッドパターンからも想像できるかもですが意外に静かであまり気になりません。
直進性もかなり高く、特に高速道路の運転は結構楽に感じます。
一般道での摩耗までは試す予定はないのですが、家からサーキットまで履いていくのに硬さ以外はそれほど不快感もなくむしろ好印象でした。
日光サーキットでRE-71RSを試す!
早速今回の目的である『サーキット走行はどうか?』についてチェックします。
FFでの冬シーズンアタックはほぼ初体験。
リアタイヤの温めを入念に、グリップをしっかり出すことで、不意なスピンやコースアウトをしないように注意しながら走りました。
先日の袖ケ浦をRE-71RSで走ったときは1分18秒前半が出せていたので、日光では41秒3くらいがターゲットタイムかなと思っていました。
1ヒート目:41秒651(11/11LAP)
【気温/路面】8度/ドライ
【タイヤ】BS POTENZA RE-71RS 215/45R16
【空気圧】冷間:前160kPa/後:180kPa
【減衰】前後とも最弱から15段締め
【モード】SPORTモード!?
朝イチの寒い気温を活かしきれたとはいいがたい走りになってしまい、RE-71RSのインプレどころではありませんでした。
と言いますのも…
ABARTH595にはSPORTモード(最近のはスコーピオンモード)というのがありまして…
これを押すと、レブリミットが6,000→7,000rpmにアップ、トルクアップ、レスポンスアップするというスポーツ走行をする際には素晴らしいモードになるのですが…
合わせて電動パワステが重くなるという超余計な機能がついており、これが強烈な違和感を感じさせる動きをするもんで思ったようなステア操作ができず、運転に四苦八苦😓
日光だと、2コーナー~3コーナーへの左カーブから4コーナーへの右カーブへの切り返し部分でステアリングが思ったように動かせず普通に走るのに危なかったので…2ヒート目はSPORTモードは使わずに走ることにしました。
2ヒート目:41秒454(3/10LAP)
【気温/路面】13度/ドライ
【タイヤ】BS POTENZA RE-71RS 215/45R16
【空気圧】温間:前200kPa/後:200kPa
【減衰】前後とも最弱から15段締め
【モード】ノーマルモード
走行モードをノーマルにし、空気圧は温間200kPaにしてトライ。
最初の1ヒートを丸々走ってしまい、タイヤをお疲れにしてしまったことも加味し、ヒート序盤から積極的にアタックをしてみました。
結果は1ヒート目からコンマ2更新の41秒4。
やはりパワーよりもステア操作が思った通りにできることの方が恩恵は大きく、タイムアップしてしまいました。
正直、1ヒート目からノーマルモードで走っておけば41秒スレスレくらいは出せていたかもと思うとちょっと残念💧
ターゲットタイムにも少し届かなかったのですが、また来月走る機会を作ってリトライしたいと思います。
今回の動画
アバルトですが、私の想像以上にストレートがが速く、運転していても中々エキサイティング感があります。
是非その様子をご覧いただければと思います。
RE-71RSのサーキットインプレッション
BSのタイヤらしく、最初に美味しいグリップを発揮しつつ、後半のタレによるタイム悪化も少なく、非常に使いやすいタイヤだと思います。
RE-71Rを彷彿とさせる、ブレーキやトラクションなど縦方向に使うグリップ力は強力そのもの。
日光の複雑なコーナーも、タイヤの反応がいいからかコーナーワークがしやすい!
特に8コーナーへの進入時や9コーナー脱出に向けた姿勢づくりのタックインへの反応も良いので、脱出時にアクセルを踏んでいきやすく、非常に楽しく運転できました。
ブレーキとのバランスが取れている間はどれくらい止められそうかも分かりやすかったですし、アバルトでの滑り出しもミニサーキットの速度レベルだと何とか対応できそう…です。
(タイヤの問題ではなく、アバルトでは高速コースで速い速度域でお尻が出ちゃうと飛んで行っちゃう可能性大💧)
同日…
大分お疲れではあるものの同じ215幅のダンロップDIREZZA Z3でも走行してみたので、走りを比較してみます。
4ヒート目:42秒1?? (2/8LAP) ※記録証貰い忘れ💧
【気温/路面】17度/ドライ
【タイヤ】DL DIREZZA Z3 215/40R17
【空気圧】温間:前230kPa/後:230kPa
【減衰】前後とも最弱から5段締め
【モード】ノーマルモード
Z3でも朝イチのコンディションがいい時に走っていれば41秒台には入れられたかと。
運転している感じ、ヒート序盤はグリップ感もあり楽しく乗れますが、流石に後半はタレが大きくズルズルに💧
とはいえ…残溝的に車検は通らないレベルまで使ってもそこそこのタイムが出せますし、やはりZ3は良いタイヤだと思います。
(215/40R17で某タイヤ屋さんで2.3万円/本程度)
ということを踏まえ…RE-71RSとZ3での走行比較をしてみます。
青がRE-71RS(41秒4)、赤がZ3(42秒1)の走行データです。
Z3の方は2-3コーナーの回り込みのアンダーが強いため、RE-71RSと比較し旋回速度を落として曲げてあげる必要が見て取れ、ここが一番のタイム差になっています。
それ以外だと、Z3では高速コーナー脱出時に結構なアンダーでやや横に滑ってしまいアクセルを入れ直したことが原因で裏ストレートの速度が伸びずタイム差がついている感じです。
(DigSpiceでの分析によると、後半セクションは大きなタイム差はなし)
データで見てみると、RE-71RSは噂通りの縦(特にブレーキ時)グリップの強力さと、意外にも小回り系の旋回能力が高いのかなと思われます。
この辺は、筑波サーキット辺りでも是非試してみたいと思います。
いずれにせよ、アバルトサイズの215/45R16のRE-71RSは税込み2.6万円/本ほど!
価格帯はZ3より少し高い程度、グリップ力ではがちんこライバルであろうA052の同じようなサイズだと3.3万円/本を超えちゃうことを考えると、RE-71RSのコストパフォーマンスは非常に高いと思います。
あとは…タイヤカス(通称UNK)さえ何とかなれば最強なんでしょうが😅
総評
RE-71RSは購入して一月程度しかたってませんが、一般道、サーキットで使ってみましたので、一先ずの総評としてはこんな印象でした。
・一般道下道乗り心地:★★★☆☆ ちょっと硬い
・一般道高速乗り心地:★★★★☆ 直進安定性があって乗りやすい
・縦グリップ力:★★★★★ POTENZAの伝統!強力な制動が可能
・横グリップ力:★★★★☆ 必要十分!
・タレにくさ:★★★★☆ ヒート後半もしっかりタイムが出せる
・価格感:★★★★☆ Z3よりチョイ高、A052より大分安い💛
・ピックアップの付きにくさ:★★☆☆☆ ※12Dよりはマシかな💧
袖ヶ浦、日光と走ってみた感じ、走らせやすく本当に良いタイヤだと感じました!
12月はTC2000、TC1000、袖ヶ浦と走る予定なので、どれくらいのタイムで走れるのか、走ってみてのインプレなどをまたレポートしたいと思います。
後は、気になるタイヤのモチ…
グリップレベルを鑑みると減り方は穏やかな方だと思いますが、私の遊び方では他のタイヤと併用しないと1年もたせるのが難しそうな気がします。
(耐摩耗性についても機会を見てレポートできれば)
追伸
この日の六連星走行会は11/22(いい夫婦の日)!
妻と参加させていただいたら、なんと六連星さんからクッキー詰め合わせのプレゼントを頂戴しました。
いつも温かいお心遣い、ありがとうございます!
日光は同乗もできるので、妻も楽しく参加しているみたいです。
今後も二人で参加することが多いと思いますが、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
m(__)m
ではでは、今日はこの辺で。(^^)/