ガンダムおたくのカーライフ🚗略してガンカラ!

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アバルト595Cピスタ:取り付けパーツやチューニング内容をご紹介【その1】

こん〇〇は!

昨年(2023年)11月に我が家にやってきたアバルト595Cピスタ(以下アバルト)さん。

一生に一度、どうしてもオープンカーに乗ってみたくて手に入れたクルマですが、約1年弱乗ってみてすっかり「アバルトの毒」とやらにやられています(笑)


一番の目的であったオープンドライブも楽しいですし、アバルト自体の走りも非常にすばらしい!

オーナーになってみて、アバルト大好きな皆さんの気持ちが初めて理解できる気がしました。


アバルトでサーキットやジムカーナを走らせていることもあり、走りのチューニングをしてみたり、快適ドライブのための小物を取り付けたりしてきましたので、今回2024年バージョンとしてそのあたりをご紹介したいと思います。


[目次]

走り系パーツ&チューニング

ここでは走り(速さ)に直結するパーツやチューニング内容をご紹介します。

機械式LSD:ATSメタルLSD 1.5Way

価格:189,000円(パーツ代のみ)

お勧め度:★★★★★

FFのアバルトを楽しく走らせるには必須のパーツ!

アバルトではじめてミニサーキットを走らせたときのトラクションのかからなさの絶望から見事に解放されること間違いなし!

LSDを装着したアバルトは、コーナー立ち上がりで見事に路面をとらえ前輪で大地を蹴飛ばしていく、そんな走りを実感できます。

私が装着したLSDは1.5Wayなので、コーナー進入時にノーマルよりも若干曲がりにくくなる傾向が強まりますが、その分アクセルのオンオフで挙動を作り出せるので、運転の幅が広がります。

ちなみにLSDの有無でサーキット(TC1000)でのタイムは1.5〜2秒近く違う可能性があり、2秒も違うと全然違うクルマに感じること間違いなしです。

街乗りでもデフ(ミッション)オイルの銘柄を選べば、チャタリング音などもほとんどなく十分に快適です。
(妻は運転していてもLSDの存在に気づかない、あるいは全然気にならないレベルとのこと)

街乗りを犠牲にすることなく、全開走行時はトラクション性能爆上がりの超おすすめパーツです!

 

車高調整式サスキット:SPIRIT製 STILE車高調タイプS

価格:340,000円(部品代のみ ※スタビリンク変更込)

お勧め度:★★★★☆


ノーマルのFSDとサスは初期入力はかなり硬めで街乗りでは結構ごつごつするセッティングなのですが…

全開走行で荷重をかけていくとあるところから『ふにゃっ』となる粘りのない特性で正直不満ポイントでした。

そこで、以前RX-8でも装着していたSPIRIT製でSTILEさんがセッティングした車高調を装着することに。

狙い通り、ダンピングがしっかり効くようになったことで、全開領域での粘りが出て非常に走らせやすくなりました。

気になる一般道での乗り心地ですが、組み合わせのバネレートをだいぶ柔らかくしたおかげで乗り心地の悪化はほとんどありません。(フロント8キロ、リア5キロ)

車高調整も自由にできますので、少し下げればカッコかわいいアバルトにもできると思います♪

決して安いものではなく、皆さんにお勧めできるパーツかどうか迷ったので★4つで。

 

ハイグリップタイヤ:DUNLOP DIREZZA Z3

価格:96,800円(4本、タイヤ代のみ)

お勧め度:★★★★★


ノーマルのアバルトはミシュランパイロットスポーツ3(PS3)が装着されている(モデルが多い?)のですが、サーキットやジムカーナでタイムを出しに行くには役不足。

また、全開走行時のウェットグリップも大したことないのも残念ポイントでした。

ドライでのタイムだけでなく、ウェットグリップもそこそこほしかったこともあり、定番のタイヤZ3を購入しました。

Z3のインプレはネットに山ほどアップされていますが、アバルトに装着してみたところ…素晴らしい安定感を発揮!

車高調+柔らかめのバネとの組み合わせなら、割と本気でアバルトのベストバランスでは?と思っちゃうくらい気持ちいい走りが堪能できます。

タイヤ自体の剛性感もPS3より高いので、シャキっとしたドライビングフィールが得られて、サーキットのみならず一般道でも楽しく運転できることと思います。

一般道での乗り心地も悪くなくまさに万能タイヤ。

サーキットで目いっぱいタイムを狙いに行くには少々役不足ですが、履きっぱなしでサーキットに行き、走ったらそのまま帰る…というお気楽な使い方にはベストマッチなタイヤだと思います。

 

ESCカットスイッチ施工 ※STILE作業

価格:2~3万円程度(要問合せ)

お勧め度:★★★☆☆


アバルトにはTTLと呼ばれる疑似LSD的なものがついており、スポーツ走行時にはそれをONにして内側のタイヤの空転を抑制して走らせるっぽいのですが…

サーキットなどで全開走行をしてみると電子制御の介入が激しく、思うように走らせることができません。

特に、コーナー立ち上がり時のアクセルが絞られる制御が強烈に入るため、自由に加速できず走っていて非常にストレスが溜まります。

また、ジムカーナなどでスピンモードに持ち込みたいときもESC制御が入り、リアを滑らせることができません。

ということで、こういった安全制御を取り払うキルスイッチをつけていただきました。

制御から解放されて全開でクルマを走らせる楽しさは確実にアップします!!

が…意図しないスピンをしてしまったり、クルマが飛んで行ってぶつける、といったリスクも確実にアップしますのでお勧め度は★3つで。

ESCのON/OFFでどのくらい速さが違うのかは以前ブログ記事にしていますので、興味がある方はぜひご覧いただけますと幸いです。

www.slender-g.com

アバルトのシリーズ1~3と4以降でECUやABSの制御が変更されており、施工の内容も変わっているようです。

気になる方はショップさんにお問合せしてみてください。

 

ブレーキパッド:STILEオリジナルブレーキパッド前後

価格:F:29,000円/R:27,000円(部品代のみ)

お勧め度:★★★☆☆


これまでノーマルパッドで走ってきましたが、今後確実にサーキット走行が増えることを見越してショップオリジナルのブレーキパッドに変更しました。

ノーマルパッドよりも初期制動は弱く、踏めば踏むほどリニアに効いていくフィーリングで、全開走行では結構走らせやすい印象でした。

リアは若干効きが強めにセッティングされているようで、サーキットでのコーナリング時にブレーキで巻き込んでくるような挙動をイメージしているようです。

なお、ジムカーナでサイドターンを試してみましたが、無事サイドターンすることができました。

連続周回をしたときや摩耗のスピードなどはこれから確認なので、お勧め度は少し辛目の★3つで。

 

ROMチューン:STILEオリジナルROMチューン(ギャレットタービン用)

価格:※要問合せ

お勧め度:★★★★☆

ノーマルのアバルト(ギャレット製モデル)のターボの効き方は、下のパワー感がなく、中間以上から『ぐわっ』と効いてくる演出が結構されており、高速道路などの合流ではドラマチックパワー感を楽しめるセッティングになっています。

ただ…ジムカーナとかサーキットでは加速のもっさり感をすごく感じてしまうフィーリングになっており、もうちょっと下からフラットトルク気味な特性だと走らせやすいと思っていました。

そこで、STILEさんにお願いしてアバルトのECUをいじって、ターボの効き方を調整してもらいました。

ピークパワーは(多分)全然上がってませんが、エンジン回転を上げていった時の過渡特性がだいぶ変わり、下の回転域でも多少トルクが上がった感じで乗りやすくなりました。

今後、アタックシーズンで走ってみてどうか…というところではありますが、一般道でも3速・4速で2,000rpm位からブーストが立ち上がって街乗りも楽になったこともあり、自分的には満足度は高いチューニングです。

アタックシーズンで満足いく結果となるか、また改めてインプレッションしたいと思います。

 

走りに関するするインテリアパーツ

フルバケットシート:AUTOBACS ASM RS-G ASM LIMITED

価格:193,600円(部品+作業費込)※要問い合わせ

お勧め度:★★★☆☆


前車のFIAT500Sにつけていたシートをアバルトに付け替えました。

アバルトの標準シートは見た目は特徴があって格好いいのですが、どのモデル(たとえコンペであっても)も全開走行時のホールド性という部分については正直役不足。

サーキットなどでの全開走行での走らせやすさが増すことが一番のメリットだと思いますが、一般道でもワインディングや高速道路のランプなどコーナーが続くシーンではクルマとの一体感が増して走らせることが楽しくなるお勧めのパーツだと思います。

ただ…走りの一体感を手に入れることと引き換えに、快適性や利便性が犠牲になることもあり★3つで。

 

4点式ハーネス:Sabelt SALOON-S 433UサルーンS レッド

価格:36,080円(部品代のみ)

お勧め度:★★★☆☆


一般道では全く使わないパーツなのでお勧め度は低めです。

サーキット走行では、これがあるとシートとの密着度が増して、横Gやブレーキング時の縦Gがかかった状態でも一定の姿勢を保つことができ、操作ミスを軽減することができます。

 

ステアリングボス:DDMコラムエクステンダー

価格:66,000円(部品代+取り付け工賃込)

お勧め度:★★★☆☆


FIAT500もそうなのですが、アバルト500/595はシート位置を腕に合わせると足元が狭く、足元に合わせるとステアリングが遠いという感じで運転姿勢を適切にとることが難しいクルマだったりするのですが…

このコラムエクステンダーは純正ステアリングエアバッグを活かしたままステアリングを手前に持ってくることが出来るステアリングボスです。

エアバッグを生かせるのはありがたいものの、結構なお値段なのでお勧め度は★3つで。

姿勢改善のみならず運転フィーリングアップも視野に入れるなら、社外ステアリング&ボスのほうが幸せになれるかも。

 

まとめ

直接走りに関係するパーツは2024年8月現在こんな状況です。

LSD装着による街乗りでのデメリットほぼなく、車高調の乗り心地の良さのおかげでチューニングにしたことによるデメリットがほぼゼロのため、サーキットでもそこそこ速さもありながら街乗り・普段使いで快適なクルマに仕上がって非常に満足しています。

そのうち、走り自体のインプレッション記事もアップしたいと思います。

結構書き始めたらいろいろあって記事が長くなってきたので、小物類は別記事として後日アップします。


あまり需要はないと思いますが(笑)、ニッチな読者の皆様…お楽しみに!!

それでは、今日はこの辺で。(^^)/