ガンダムおたくのカーライフ🚗略してガンカラ!

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【ガジェットレビュー】中華アンプ「Sabaj D3」 DACとしての実力を試す!?

こん○○は!
今日も拙宅の音楽環境改善ネタをアップしたいと思います。

NASを中心に、Bluetooth接続で簡単に音楽を鳴らせる仕組みは構築できたのものの…偶にはCD自体をのんびり良い音で聴きたいときもあります。

ですが、リビングのCDプレーヤーは調子悪かったので処分してしまいました。
新しく買うのもちょっと勿体ない…

そこで、録画機としてしか使っていなかったBDプレーヤーをCDプレーヤーとして兼用してしまうことを思いつきました。

拙宅のBDは、PanasonicのDMR-BRZ1010。

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BDプレーヤーとアンプの間にD/Aコンバーター(DAC)を介して、SPDIFの光出力をDA変換してアンプに接続すれば普通にリビングのオーディオシステムでCDが聴ける!!

CDプレーヤーとしては使ったことなかったのですが、冷静に考えて動画は音声より情報量が遥かに多く、波長の短い青色レーザーをつかったデジタル機器な訳で…
読み取り機構の正確性やエラー訂正能力の高さに疑念の余地なしということで、DAC介せば結構いい音が出ちゃうんじゃないかとの期待を抱くわたくし。

 

という事で、安価なDACやプリアンプをあれこれ物色していたところ…
またまた面白そうな中華アンプを発見!!

その名は「Sabaj D3」。
Sabajなんていうメーカー初めて聞きました。

という事で、今回は「Sabaj D3」の使い勝手をご紹介できればと思います。


[目次]

 


「Sabaj D3」ってどんな製品?

デジタル入力をアナログに変換できるDACの機能がメインですが、小さいボディにも関わらず、非常に高機能なDACです。

  • デジタル入力は、USB/光/同軸での入力が可能
  • 光/同軸入力は最大192kHzのサンプルレートをサポート
  • USB入力は32bit / 384kHzのサンプルレートをサポート

予定していたBDプレーヤーからの出力をアナログ変換するだけでなく、PCからのUSB入力にも対応しているため、ハイレゾ音源や再生周波数をアップコンバートした音源の再生もサポートできます。

またプリアウト機能も付いていますので、Sabaj D3のボリュームで音量コントロールもできます。

 

これだけの高機能にもかかわらず、購入時はAmazonで1万円ちょい。
給付金バンザーイ!\(^o^)/

 レビュー件数も多かったし(※)、ネット上にレビュー記事もあったので結構安心して注文しました。
※133件のレビューで3.8、音質に絞れば4.2!期待も膨らみます♪

ノイズが出るというクチコミも何件かありましたが、『個体差だろうから大丈夫だろう』と注文時は「対岸の火事🔥」だと思っていました。

 

開封の儀

今回のDACも中華製。
中華製の特徴なのか、今回も説明書の類一切なしです(笑)

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小さな黒ボディ、中々高級感もあって良い感じ。

 

早速リビングに設置。
「Sabaj D3」くんの上にはギレン総帥に立っていただきました。

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非常に格好いい!←どうでもいい(;^_^A

 

ボリュームはクリック感のあるタイプ。奥に押すとミュートする機能が付いてます。

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回したとき動きがちょっと安っぽいのが気になりますが…本当に安いから仕方ないですね。


電源ボタンはクリックするとソースのセレクト、長押しで電源OFFするタイプです。

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IN1がUSB入力、IN2がSPDIF、IN3が同軸となっています。

 

という事で、手持ちの機器をサクっと繋ぎます。

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「Sabaj D3」からの出力ですが、「Sabaj D3」自体にボリューム機能があるので、RCA出力は直接真空管アンプに接続しています。


早速BDをつないで聴いてみた…(; ・`д・´)A

早速BDプレーヤーとパワーアンプ間のDAC兼プリアンプとして使ってみたところ…
SPDIFソースを選択すると謎の『ブゥーーーー#』というかなり大きなノイズ音が!

( ゚Д゚)?!

CDを再生するとノイズが消えるので音楽はまともに聴けるのですが、このノイズ音には閉口…


BDプレーヤーからそんなノイズが出てるとは思えないので…
『ネット上のクチコミがやはり正しかったという事かーー(ノД`)・゜・。』

 

肝心の音質ですが…ほぼ期待通り…いや期待以上に良かったです。
音のクリアさ、強弱などはBluetooth接続で聴く音とは比較にならず音もかなりオーディオ的♪
BDプレーヤーと「Sabaj D3」の組み合わせは、これまで使ってたCD/SACD専用機(の安物)と同等か上回っていると言えるレベルでした。

うううう…
忌々しい…ノイズさえなければ。。(;´Д`)


USB DACとして使ってみた…すると!?

「Sabaj D3」にはUSB入力がついています。
モノは試しということで、PCからUSB接続して鳴らしてみました。

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なんか…結構いい音でなってる💧

 

●音楽ソースはNAS上のMP3ファイル
●再生ソフトは私が好んで使っている「Frieve Audio」(※)
 ※いつかこのソフトの凄さをご紹介したい
●接続は、Windows10標準のASIOドライバとASIO4ALLで比較

 この「Sabaj D3」、USB DACとして使った場合、正直想定していなかった中々なレベルの音質で本当にビックリ!!

流石にCDプレーヤー+DACの組み合わせには負けますが…これ1万円ちょっとですよ!?
ひと昔前なら5万円とかしてたと思います。

DACはCS4932というモノを使ってるようですが、間違いなく安いチップのはず…技術と価格破壊の進歩…本当にスゴイ💧

CD鑑賞用のDACとして購入したつもりが、PCオーディオのためのUSB DACに用途が変わっちゃいそうです。

 

Windows10標準のASIOドライバーでも動作しますし音もでるのですが、自分の環境ですと音楽再生中にノイズが入りやすかったです。「Sabaj D3」と相性良くないのかも。

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そんなわけで、ASIO4ALLを導入しそちらに切り替えて再生したところ、ノイズはほとんどなくなりクリアに鳴ってくれました。

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※PCで別の作業をしているとASIO4ALLでも若干ノイズが入ることがあります。

 

ASIOの説明なしに「ASIOドライバを使った」という話になってしまいすみません。
ASIOを使う理由をものすごく簡単に説明すると、Windows上のミキサー機能をバイパス出来ること。これにより音質劣化がかなり避けられるというメリットがります。

ASIOやASIO4ALLについて詳細を知りたい方は下記サイトの記事な分かりやすくておススメです。

blog.bnikka.com

 

閑話休題。
再生方法ですが、「Frieve Audio」にMP3をロードし、44100Hz→132300Hz→96000Hzのオーバーサンプリングを行いASIO出力で再生しています。

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パワーアンプが真空管アンプですのでハイレゾというわけではないのですが、このようにすると44100Hzで出力するより、音の密度が上がったキレイな再生ができることが多いです。

 

PCから96000Hzで出力されると…

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「Sabaj D3」のLEDも48(KHz)x2の表示になっているので、ちゃんと96KHzにアップサンプリングされて再生している様子が確認できます。

 

まとめ

正直、USB DACとして使うまでは
『買って…ちょっと失敗した😢』
という方向で記事を書こうと思っていたのですが、USB DACとしての良さをしってしまうと、ダメとは言えない感じです。

むしろ、お手軽にPCオーディオを始めてみたい方には、お勧めできる商品かもしれません。

この記事も「Sabaj D3」をUSB DACとして鳴らしながら書いてるのですが…ちょっと気に入ってきました(笑)

 

尚、「Sabaj D3」にはヘッドフォンアンプの機能もあるのですが、自分がまともなヘッドフォンを持っていないので試していません。
ヘッドフォンアンプとして気になっている方はAmazonのレビューをご覧ください。
結構評判よさげです。

 

という事で、『買って失敗』と書くはずが真逆の結論になったレビューでした。
ただ、やっぱりSPDIFソース選択時のノイズはちょっと我慢ならないレベルなので、購入を検討されている方はご注意ください。
※前述していますが、SPDIF接続している機器が再生中はノイズもなくクリアな音質が楽しめます。

 

という事で、今回「Sabaj D3」のレビューを終わりたいと思います。

音楽再生の記事は自分で書いていて面白いので…(;^_^A
ガジェットネタだけじゃなく、自分で試行錯誤した機器セッティングや使い方などについてもそのうちご紹介していければと思います。

ではでは~(^^)/