こん◯◯は!
はてなブログに引っ越してから初の走行分析コーナーでございます。
サーキット走行とは、走って楽しいのはもちろんなのですが、やはり走った後アレコレ分析してみるのも結構楽しいのでございます。
エイトリアンカップと前後しますが、先日1/19(日)のTC2000のファミリーライセンス走行Y枠を走ってきましたので、今回はその時の走りと4秒台に向けた課題を確認してみます。
今回のエイトリアンカップはコースアウト後のリハビリ走行になってしまいましたが、次回に向けて分析タイムです。
[目次]
車両の状態
先日クラッチ関連のメンテをしたばかりですが、年始に鈴鹿を走った後、左リアハブベアリングから異音が😱
ブレーキパッドもローターも終わりかけだったので、まとめて交換と相成りました💸💸
パッドとローター同時交換の場合、交換直後は普段と大分フィーリングが違い初期制動が普段より強烈でしたので、エイトリアンカップ前に一度サーキットで慣らしておこうと思ってました。
後は、小細工ですが、最高速をちょっとでも上げるべく、エアフロセンサーを掃除したり、エアクリーナーを綺麗にしたりと、車両の状態は万全...だと思われます。
日曜日のY枠は賑やかすぎた💧
私、筑波サーキットのライセンス取得してから5年ほど経ちますが、土日に走りに行ったのは初めて。
1/19(日)のファミリーライセンスは2枠セット販売だったのですが、完売御礼だったようで久しぶりの25台のフルグリッド。
こういう日はクリアラップを作るのが凄く難しいのですが、クリアを作るのも練習ということで、しっかり練習してきました。
タイヤ温存もしたいので、各枠の後半10分だけ走ることに。
枠の最初から走ってる人ばかりなので、後半少し引くといいなーと淡い期待を抱いてコースインするも...殆どの皆さんがそのまま走り続けてました😅
こんな日は、タイムは気にせず課題をチェックするに限ります。
分析対象のデータ
Y1:1分6秒009(LAP5)
Sec1 26.952 Sec2 27.428 Sec3 11.629 Speed 155.867km/h
YH A052 265/35R18
右 冷間150kpa/左 冷間140kpa:減衰5段戻し
気温12度
今回はこの走行データと自己ベストを比較することで分析を行います。
この日は暖かかったからか、全体的に加速がもっさりしていた感じでした。
走行分析
今回は、私のは走行データをネタにして、私なりの分析方法をご紹介させていただきます。
LAP+による分析
私がいつも使用している分析ツールは、LAP+View.net( LAP+:ラプラス)というモノです。
このツールが面白いのは、サーキットの各コーナーごとを独自の区間で区切り、コーナーごとのタイム差を確認できることや、区間のベストをつなぎ合わせてタラればベストを算出できることです。
下記のグラフや表もLAP+で出力しています。
さて、本題に。
下記のグラフの青線が2018年の時のベストタイム(公式タイム:1分5秒357)、赤線が今回の走行タイム(公式タイム:1分6秒009)です。
※横軸は距離に設定
タイヤは両方ともヨコハマA052 265/35R18で同じです。
これを見るに、赤の方はダンロップコーナーの進入でミスして80Rでの加速が鈍っているのが分かります。
それ以外の違いは、青の方が加速が鋭く気温差による違いが見て取れますが、それ以外はほぼ似たような走りが出来ていたように見えます。
尚、表示しているグラフの線ですが、上から「km/h:加減速曲線」「ps:(想定)出力馬力」「G(X):縦G」「m(R):(想定)回頭半径」にしています。
※以前とある大先輩から分析項目についてアドバイスを頂きました。
それぞれ何を見ているかというと…
- km/h:加減速曲線:いつブレーキをしていつアクセルを入れたか
- ps:(想定)出力馬力:どの時点でアクセルを踏めているか
- G(X):縦G:ブレーキングや加速時の加速度
- m(R):(想定)回頭半径:どのくらいのRでカーブを曲がっているか?
になります。これらをいい時と悪い時を比較しながら見ていくことで、ある程度自分の走りを客観的に見ることが出来ます。
次に、各コーナーの区間タイムを見てみます。
上が過去ベストタイム(1分5秒357)、下が今回のタイム(1分6秒009)です。
※表の数値が公式タイムと若干異なるのはGPS計測誤差によるものです。
これを見ると、兎に角この回は1コーナー(SEC.1)とダンロップ〜80R(SEC.4)がベスト時と比べてかなり遅い事がわかります。
この二つのコーナー、正直苦手意識があります。
1コーナーはグラフをだと進入速度不足以外はそんなに悪くなさそうに見えました。ダンロップ〜80Rはグラフで見た通り、ダンロップの進入でミスして80Rの速度が乗らなかったようです。
タイム的に良かった点は1ヘアピン(SEC.3)です。
ベストの時は恐らく突っ込みすぎででコーナー脱出時に中々アクセルを開けられなかったのだと思いますが、この回ではGグラフを見るにアクセルを早く開ける事が出来ていた模様。
この様に、グラフと区間タイムで一通り自分の走りを振り返ってみてから、車載動画を見てみます。
大体、グラフと区間タイムによる分析通りの走らせ方になっていると思います。
後、動画から特に改善したいと思う点は2ヘアピンの進入をもう少し外から入り、奥クリップを取って直線での加速重視にしたいところです。
弱点が分かれば、後はシミュレーターで反復練習しつつ、最後はやはり実車でサーキットを走らせてみて改善できているかをチェックする必要があります。
ただ、いきなり全部の弱点を解決するのは難し過ぎるので、自分が一番ダメだなぁと思う点だけ先ずは練習するのがいいと思います(^^)b
筑波の公式区間タイムによる分析
筑波サーキットの区間は下記の様に分割されています。
出典:https://www.tsukuba-circuit.jp/ride-drive/time-lap.html
各区間タイムでベストタイム時と今回の走行を比較すると下記の通りでした。
- ベスト時:Sec1 26.645 Sec2 27.153 Sec3 11.559
- 今回のY1枠:Sec1 26.952 Sec2 27.428 Sec3 11.629
今のクルマの仕様を全く変えずに行くなら、5秒を切るために導き出される区間タイムの目標は…
Sec1 26.500 Sec2 27.000 Sec3 11.500
これで1分5秒フラット…全区間ベストを出さないとそもそもたどり着かない💧
TC2000でまず一番修正したいのは1コーナーの脱出です。いまだに自分なりに1コーナーのブレーキングポイントが見つからず、正直走るたびに彷徨ってる感があります。
ココがダメだと、その後の走りのリズムも乗っていけないと思うので、まずはSec1で26.5秒出せるよう、自分が走りやすいと思うポイントとタイムを見比べて少しずつ改善していくしかありません。
Sec2、Sec3は…そのあとで良いかな…と思っています。
今回の分析は活かせたか?
久しぶりに走行分析してみて改めて弱点が色々わかったのは良かったのですが...
動画作ったのも分析したのもエイトリアンカップ後でした💧
ホントは1/23(木)のREVバトル後のライセンス枠を狙ってたのですが...この日雨だったのでキャンセルしちゃったまま、分析放置してたのでした。
ということで…
『時すでに遅いのだがな…スレンダーくん』
とあざ笑うギレン総帥が見えてきそうです。。。
エイトリアンさんからのアドバイス
エイトリアンカップ時の走りを見て頂いたところ、全てのコーナーでアクセルオンが早過ぎるというご指摘を頂きました。
さっそくLAP+でチェックしてみます。過去ベストが青線、今回のエイトリアンカップが赤線です。
早速、過去ベストと比較してみました。すると...
突っ込みすぎて向きが変わりきっていないのにアクセルオン。いつも以上に焦った走りになっていることがグラフからも見て取れました。
危なかった最終コーナーもアクセルオンが早すぎて出口アンダーが顕著に出ています。
しっかり止めて旋回してからのアクセルオン…次回サーキットを走る時に意識して走ってみます。
※エイトリアンさん、ありがとうございまいした!
まとめ
何年か走ってみて思ったコトなのですが、各サーキットでの走りの弱点って自分で分かってはいるのです。ただ、その弱点を修正してクルマを走らせるコトはものすごく難しいだけで。
ですので、サーキットで走る時に自分にその弱点を意識させるか、意識しなくても体が反応する様に練習するしかないと思います。
写真:いなとみさん撮影
私の場合、走行結果を数値などで見える形にして自身に十分に弱点を意識させ、その後実際走らせてみることギャップを埋めながら少しずつタイムを上げてきたのでした。
ここ最近、すっかり分析が面倒になっており、走りに対する努力不足をひしひしと感じております💧
今回改めて自己分析しなおし、目標設定も出来たので、シーズン以外もチャンスを作って走り込みしたいと思います。
最後に…
大した改造しない街乗り仕様でサーキット走りたい人の参考にれるよう…
くーーー、今の仕様のまま絶対4秒出すぞーーー( ;∀;)
維持コストのため…先立つものがない💸💸💸とも言いますが💧
ということで、今日はこの辺で。(^^)/
P.S.
分析の面白さを久しぶりに思い出したので、分析ネタをまた書くかもです。
走行の自己分析なんて完全に独り言になっちゃうのですが、何卒ご了承ください。
m(__;)m