ガンダムおたくのカーライフ🚗略してガンカラ!

クルマやガンダム、自分の体験したコト、日々興味のあるコトについて語らせていただきます

【オトナの読書感想文】なれる!SE 第13巻 徹底指南?新人研修

こん○○は!
このブログでは読んだ本の感想を好き勝手に書いてみる【オトナの読書感想文】コーナーもやってみたいと思っております。
今日はさっそく『なれる!SE』という全然ライトじゃないライトノベル💧のご紹介をしてみたいと思います。

このラノベとの出会いは…10年前に私の同期が
『スレンダーくん、このラノベめちゃ面白いので読んでみ?』
と数冊貸してくれたことがきっかけです。

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全16冊出てますが…最近大人買いしてしまいました。

タイトルだけでIT業界にいる方なら何となく予想がつく内容になっています。
・なれる!SE 2週間でわかる?SE入門
・なれる!SE(2) 基礎から学ぶ?運用構築
・なれる!SE(3) 失敗しない?提案活動
・なれる!SE(4) 誰でもできる?プロジェクト管理
・なれる!SE(5) ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア
・なれる!SE(6) 楽々実践?サイドビジネス
・なれる!SE(7) 目からうろこの?客先常駐術
・なれる!SE(8) 案件防衛?ハンドブック
・なれる!SE(9) ラクして儲かる?サービス開発
・なれる!SE(10) 闘う?社員旅行
・なれる!SE(11) 絶対?管理職宣言
・なれる!SE(12) アーリー?リタイアメント
・なれる!SE(13) 徹底指南?新人研修
・なれる!SE(14) 世にも奇妙な?ビジネスアライアンス
・なれる!SE(15) 疾風怒濤?社内競合
・なれる!SE(16) 2年目でわかる?SE入門
 ※SEはシステムエンジニアの略です。

主人公の「桜塚工兵」が、インフラ構築SE、運用部隊への引継ぎ、プロジェクトマネージャ、客先常駐支援、サービス開発、新人教育、子会社管理職といった仕事にて…携わった人が経験するであろう苦労を全部するという、それを知恵と勇気と度胸と頼れる仲間たちの経験と技術力で乗り越えていくと言った内容でございます。

私事ですが、私IT業界に20年以上おるのですが...自分がIT業界で20年かけてやってきたことを主人公はたった1年で経験するという鬼畜っぷり。書いてある内容はITのお仕事の本質をとらえており…『全然ラノベじゃない』リアル内容で、現場の一線でやっていた方ならば、めまいや涙とともに共感できること間違いなしです…A^^;

IT業界の中でも特にネットワーク屋さんがメインではありますが、恐らく業界を問わず読んだ方にシステムエンジニア業がどんな感じなのかを疑似体験出来るストーリーになっていると思います。

と言うわけで、今回は13巻「徹底指南?新人研修」のあらすじと感想を書いてみたいと思います。

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主人公「桜塚工兵」の務める中小ベンチャー企業スルガシステムに、今年は新人が10名も入ることになります。

そこにはいわゆる「意識高い系」「ゆとり」といったひと昔前に話題になった世代が入ってくるのでした。

工兵もまだ2年目なので彼らと世代的には大差ないはずですが、一年間とんでも案件に揉まれたせいなのか…彼ら新人の問題児たちを宇宙人、話が通じない相手とつい考えてしまいます。

そんな中、今回の問題児である「意識高い系」と「ゆとり」の二人が社内外でトラブルを起こします。

 

なんとも噛み合わない新人さん達と工兵たち先輩陣。
『ミッションを与えて任せて欲しい』『興味のある分野で働きたい』

『言われた通りにやってくれ』『お客様に迷惑をかけるな!』

当たり前なコトですけど、新人さんを十把一絡げに扱わないこと。
・人それぞれ思いや大事にするポイントは違う
・常識の共有も想像以上に難しい
『新人達は自分たちの会社や業務にとってこうあるべきである』っていう決めつけに、かつては自分も縛られたことがあったなぁと。

人それぞれ興味や得意/不得意、志や思いが違って当たり前。
”なかよしこよし”のチームで上手くできるのは当たり前。
色んな人がいて、考えも行動も十人十色の凸凹状態のチームにおいて、上手くパフォーマンスを発揮できるようあれこれ手を尽くすことがマネージメントである。(利用してされて、切ることも含めて💧)

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※イメージです

と工兵がお世話になっているクライアントであり社会人の良き先輩である「橋本課長」は諭します。

毎回ですが”あるある”過ぎてちょっぴりブルーになれる展開です(笑)


目的を理解しやる気になった「意識高い系」と「ゆとり系」2人の新人達が、とあるお客様のシステムの変更作業(セキュリティパッチ適用作業)を担当することになります。
新人たちが中心となってシステム変更日程の交渉・調整、作業内容の確認など、大事な事を一つ一つ進める逞しい様子は、まさにデジャヴの様でした(笑)

 

そこまでしっかりと準備して臨んだはずの本作業で…新人君がやらかいちゃいます。
ステージング環境へ実施する予定だった作業を本番サービスサイトにやってしまい、サービスアクセス不可にしてしまう事故を起こしてしまいます。

新人君たち顔面蒼白に…まさにあるある…(滝汗

そんな中、主人公の工兵は…

「一度逃げた人間はずっと逃げ続ける…君たちはどうなの?」
「逃げるなら逃げてもイイよ。僕らがプロとしてちゃんとリカバってあげる」

新人達もこの厳しい期待に応え、お客様への連絡、1次対応、リカバリを懸命にやり切ろうとします。

この時、新人の作業者は目に涙を浮かべながら自身の責任を果たそうと必死に作業するのですが...かつて自分がそうだった時のことを思いだして…本当に涙出てきちゃいました😅

 

システム障害対応は復旧優先。ましてや新人達だけでの障害対応は無理。

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新人達が頑張っている裏で先輩の凄腕SEが何とかするあたりも結構現実的です。

だからこそ、今回のエピソードで簡単でも一つの仕事を一所懸命やりきった新人達のすこしだけ成長したラストが半端なく爽快感を感じられるのだと思います。

 

この巻の主題は
”異論反論がある相手を上から強引にねじ伏せたり論破するのではなく、どう理解してやってもらうか?”
自分の価値観や仕事の押し付け、これまでのやり方を正しいとしてしまいがちな先輩社会人への警鐘だったと思います。本当に良い内容でした。
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という事で、今回は「なれる!SE」をご紹介させていただきました。

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

 

「なれる!SE」は毎回、我々SEがかつて苦労してきたことをそのまま(面白おかしく)追体験してる様でハラハラが止まらない。 

このシリーズですが、最初は萌えるSE物語だと思ってたのに、中身はバリバリのビジネス書…でもちゃんと萌えられますので大丈夫←何が大丈夫じゃ(;^_^A

 特にIT業界にいらっしゃる方、このラノベは共感度半端ないと思いますので、機会あったら読んでみてくださいませ。
今読んでいる15巻16巻も相当しびれる話なので、また読書感想文書きたいと思います。

ではでは、今日はこの辺で(^^)/

 

≪おまけ≫
日経XTECHで作者インタビューが載ってましたので、ご紹介させていただきます。

tech.nikkeibp.co.jp

SEの達成感を余すことなく表現してくれている良書だと思います。